極上社長と結婚恋愛

幸せなガーデニア

 

セットしていたアラームが鳴り、ぼんやりと目を覚ます。



起きる時間だ。
そう思いながら鳴り続けるスマホに手を伸ばす。
隣で眠る人を起こさないように、なるべく早く。

無事アラームを止め頭だけを動かしそっと振りかえると、目をつぶっていても見惚れてしまいそうなくらい整った顔があった。

規則正しい呼吸の音に耳を澄まし、直哉さんがまだ眠っていることを確認してからそろりとベッドを抜け出そうとすると、私の腰のあたりにゆるく巻かれていた長い腕に力が込められた。

そのまま引き寄せられ、温かい胸の中に閉じ込められる。
慌てて直哉さんの顔を見上げれば、その瞳は閉じられたまま。

……また寝ぼけてるんだ。

あいかわらず朝に弱い直哉さんは、こうやって寝ぼけて人を抱きしめてくるから困る。
朝からこんなにドキドキさせられるのは、心臓によくない気がする。


 
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