歪な光

七章 悪夢

この日は、学校が休みだった。





私がいつものように、瞬の家で掃除やレインと遊んでいると、インターフォンがなる。





いつも、誰もこないのに、私は不思議に思いドアにある覗き穴をみてみると、そこには数人の警察官と前にみたことある石川の姿があった。







私は嫌な予感がした。





チェーンをかけながら、扉を開けてみる。






すると、優しく悲しく微笑み狭い隙間から顔を出したは石川だった。






「迎えにきたの」





石川の言葉の意味がわからなかった。






「どうしてここが？」





困惑する私に、石川は言いにくそうに事情を話してくれる。





「捜索願が出されたの。あなたのお母さんと彼氏さんがあなたを森岡くんに誘拐されたのをみたと…」






頭が真っ白になっていく。





そして、憎悪が生まれていく。






あいつらがやっぱり邪魔しに来たんだ…