信じられない言葉の数々に頭も心も追いつけない。

桐島さんと一緒に……?
これからずっと離れずにいられるってこと?

嬉しさをどうにも抑えきれず、勢いよく桐島さんに飛びついた。


「――お、おい!」


桐島さんが反動でベッドに倒れ込む。


「嬉しい! 桐島さん、ありがとうございます!」


こんなに素敵な誕生日は生まれて初めて。
桐島さんの唇に軽いキスを落とすと、彼は反転して体勢を上へと変えた。


「熱烈に喜んでもらえてよかったよ」

「もう離れずに済むなんて……」


寂しかったこれまでの半年を思い返すと、鼻の奥がツンとしてくる。
連絡が決してマメではない桐島さんだから、もしかしたら向こうで好きな人ができたかもしれないと不安に思うこともたまにあった。
そもそも私たちは付き合っていないのかもしれないと考えることも。

これからはそんなことを思い悩む必要がなくなる。


「これからはずっと一緒だ」


降りてきた桐島さんのキスは、これまでで一番甘くて幸せだった。


―END―


番外編へ続く

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