年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


「やだっ、居たの?なら今度うちに連れていらっしゃいよ〜。どんな人??会社の人??」


マズイと思って慌ててる。


「む、無理ムリっ!!まだ付き合って間もないし、相手にも都合があるでしょ!?い、忙しい人なのっ!!!だから無理!絶対無理ー!」


頑なに拒む娘に、怪訝な声で尋ねる。


「、、、何?お母さん達に紹介出来ないような人なの、、?何も結婚の挨拶に来いっていってるんじゃないんだから、それくらい出来るでしょう?、、、それとも紹介出来ない人なの?」






やましい気持ちは無いが、さすがに歳が離れすぎている透を紹介してもいいものか。

第一、透が付き合い出して間もない恋人の実家に来てくれるか、分からない。

しかし一度言い出したら、しつこい母親にうんざりしながら答えた。
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