年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*

常に冷静で、クール。仕事に対しては、かなり厳しく鬼と恐れられる。

大人の色気も漂う透は、社内人気も1.2を争う。

こんな好条件で独身となれば、女が黙ってない。しかし、浮いた話は全くなく、仕事が恋人のように休みなく働いている。








事務所を出て行く透をぼんやり見つめながら、事務処理をすませ、作業場に向かった。






ここ、駅前支店は冠婚葬祭を主に取り扱う支店で、小売の店舗は3店舗の中で1番小さく、作業場は1番広い。


葬儀場に行く準備をしていた松田に、彩葉は後ろから声をかける。


「松田さん、私も行きますっ!」
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