年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*

彩葉は松田に教えてもらいながら、生け込みの準備を進める。



車から全ての荷物を降ろし、支店長に声を掛ける。

「生け込みの準備できましたっ!」

「菊のラインは俺がいける。お前は色花でラインの中を埋めろ。清永はそこにあるピンポン菊の袋を全て取っとけ。終わったら、胡蝶蘭とカトレアをフォルダーに入れとけ。、、、できるな。」

「で、出来ますっ!!!」



彩葉も仕事を貰えるなんて思っておらず、遠くから様子を伺っていたが、走って近づき指示通り作業に取り掛かる。



見る見る出来上がる生花祭壇。

その美しさに息を飲む。
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