契約結婚なのに、凄腕ドクターに独占欲剥き出しで愛し抜かれました
部屋に帰った私は、またソファに横になった。

さっきのことを思い出してしまうのが嫌で、テレビをつけてぼんやり眺めていたけど、いつの間にか眠ってしまったらしい。

玄関のドアが開く音で目が覚めた。

さっきまでニュース番組やっていたはずなのに、今はもうクイズ番組に変わっている。

どのくらい寝たんだろう。

起き上がると同時にリビングのドアが開いた。

悠さんは上着も脱がず、隣に座るや否や問いかける。

「もう平気なのか?
体調悪いところはないか?
コードホワイトが栄養指導室だったから、まさかと思ったけど…」

「大丈夫です。ありがとう悠さん」

抱き寄せられた腕の中で、心の暗い部分に光が差すような、温かい気持ちになる。

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