絶対やせてやる!
決断!
そして家に帰ると妹がとんでもないことを計画していたのだった。


「はあ~?マジで?」


夕食を終えて居間のソファーでゴロゴロしてると
妹がポテトチップスの袋を持って隣のソファーに寝転がりながら大胆計画を話し、


「おおマジです。もう予約も入れたからね。」


は、早・・い。


「今度の金曜と来週の月曜お休み取ってね。私も取ったから。」


私が聞き返す前に

「え、ほのかも行くの?あ、お姉さんこんばんは。」


居間の入り口から声がした。


「新くんいらっしゃ~い!」


妹の彼氏・・・婚約者の五代新(ごだい しん)。


神出鬼没ってゆ~か気が付くとうちに来てる気がする。


遠距離のはずなのにそんな感じしない。


東京と北海道・・・

かなり遠距離だよね。


なのに週に1回はこの顔見てる気がするのはなぜ?




「また来たの?暇なんだね。」


最近じゃ、私もまだ弟になったわけじゃない新くんに
弟みたいに言いたいこと言ってしまってる。



「ひど~い!新くん暇じゃないもんねぇ。食事は?」


妹は急に新くんにベタベタ。


「うん、まだ。」

「じゃあ何か作るね?お母さ~ん、新くんに何か作って~。」



おい・おい・・・自分で作れ・・・。





< 13 / 296 >

この作品をシェア

pagetop