君が好きです

倉庫で君と

「とりあえず、倉庫行くか。

華恋、おいで」


「やったぁ~華恋ちゃん来るの嬉しい」 はしゃぐ光輝。

「足元、気をつけてね」

秋が優しく言う。


「……………」


唯一黙ってる人にどうしても目が行く私。


黒髪なのに、光の加減で青く光る髪。

「きゃっーーッッ」


段差があるなんて、気付かず進む私。


やだっ、転ぶッッ。



怖くて目を、瞑る私ーーー


グイッーーー



強い力に、手を引かれ抱き締める形になる。


私を抱き締めたのは、唯一黙ってる男の子だった。



                 
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