Dark-
姉御の強さ。
Yuto side
あの激闘から数時間。
俺は、真美と学校の屋上に来ていた。
俺の隣では、真美が静かにどこか一点を見つめていた。
俺は、真美に声をかける。




祐叶「真美?」
真美「ん?」
祐叶「...ありがと。」
真美「何が?」
祐叶「...助けてくれて。


ごめんな、守れなくて。」
真美「...(微笑)
大したことしてねぇーよ。
俺のほうこそ、礼を言わなきゃならねぇー。

ありがとな。
あいつら(仲間)こと、守ってくれて。」
祐叶「...。



やっぱ、真美には勝てねぇーな。」
真美「...笑
勝てねぇーことあるかよ。
今回の勝ちは、お前らのナイスアシストがあってこそ。
お前らがボッコボコにしといてくれたから、意外に苦労は無かったよ。」
祐叶「...。



真美...。」
真美「...笑


なーに、しみったれてんだよ笑!
ほら、早く帰ろうぜ!
お母さん、待ってるから笑」
祐叶「そうだな笑」




Yuto side
この時、俺は気づいていなかった。
彼女の笑顔の裏を...。










→NEXT。
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