Dark-
姉御の願い2。
真美「俺には...






荷が重すぎたんだよ...。」




Yuto side
そう言った彼女は、とても苦しそうで...。
俺は後悔してもしきれなかった。

彼女をトップにしたのは俺だった。
俺と真美は、喧嘩の実力は同じくらいで、俺は真美にカリスマ性を感じていたから、真美にトップを任せた。
でも...




彼女には、重すぎたんだ。
彼女がすぐ全てを背負い込もうとする性格なのを知っていながら、なぜ彼女の苦しみに気づけなかったんだ。
今更ながら、後悔の念が全身を襲う。
俺は、彼女を抱きしめながら、こう言った。



祐叶「...ごめん。
真美1人に任せっぱなしで。
真美に全てを背負わせて、ごめんな。」
真美「...。


...謝るなよ。
ちょっと、疲れちゃったみたい。
祐叶の期待に答えたいけど、このままじゃ答えられないから...。



暫くの間...頼みたい。



こんな風に思うのは...




罪なのかな...?」




Yuto side
申し訳なさそうに、そして懇願するようにそういう彼女に、俺は返す言葉が無かった...。






→NEXT。
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