2.5次元少女

現在

神谷side


今は昼休み。

それにしても棗に苛立つ。
でも、朝から見てないな。帰ったか?


“きゃああああああ”

みんながベランダから乗り出して
歓声をあげてる。


まるで、俺らが登校するときみたいに。


なんだよ、月花も龍蓮華ももういるだろ?


“優馬先輩〜”
“おかえりなさあい!”


え??優馬先輩!?
戻って来たのか!?


俺は急いで昇降口まで向かった。


俺と同じで、龍と鴻ときらも降りて来ていた。

「優馬さん…」

ほんとに、いる
やべ、泣きそう。

優「ただいま。、
でも、それどころじゃない。棗は?」

息を切らした、優馬さん。、走って来たのか?

「棗?」

き「知らね。」

優「おい、龍。お前もか?」

龍「知らないですよ、
朝会ってから会ってないんで」

なんか、優馬先輩怒ってる。
なんでだよ。

てか、
「優馬さんどうしてここにいるんですか?」

森崎に捕まってたはず脅されず
戻ってこれたのか?

優「どうしてだと思う?」

そう言って龍を睨みつける優馬さん。

さっぱり意味がわからない。

優「俺は森崎の族、珠蛾にいた。
  監禁されてたよでもね、
  ついさっき潰れたんだよ
一瞬でね」

この意味わかるよね?
って龍をまた睨んだ

龍は何かに気付き焦った顔をしてる。

俺にはわからない。

龍「な、…そんな。え。」

優「パニクってる時間ねえんだよ
棗はいつもどこにいる、言え!!」

龍「…図書室」

優「わかった。」


図書室の方へ走り出した優馬さん
状況についてけない俺と鴻ときら。

龍も焦ったように走って着いて行く。

そのあとを
「とりあえず、俺らも行くか。」
なんて、のんきに追いかけた。







< 27 / 68 >

この作品をシェア

pagetop