きみの隣で愛を誓わせて。
狐が嗤うので、


私を乗せた電車は、右に左にゆらゆら揺れる。


どこまでも真っ青な世界を進んでゆく。




私、1人だけの車内はあまりにも広い。


誰もいない。


私を知ってる人のいない世界。



さぁ、恋心を捨てに行こう───

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