一輪の紅い華
Ⅰ 紅の華
一輪の紅い華

私には、2人の幼馴染がいる。

1人は、県内最高峰の高校、県高の理数科で、見るからに知的な 赤司 慧(アカシ
サトシ)

もう一人は、県内1の不良高にして県高に次ぐ進学校の藍川高校で、生徒会長、見

た目も不良、中身も不良、頭は天才な 伊木 泉(イキ イズミ)

私は、慧と同じく県高の理数科、見た目は大人しめで副会長の 華稀 宥李(ハナキ ユリ)

慧「宥李は、本当によくからまれて大変だね。」

宥李「もうっ!そんなんじゃないよ」

泉「いや、慧の言う通りだ。でも、俺が守るからな」

慧「俺も守るよ。」

宥李「ありがとう。でも、2人に守ってもらってばかりじゃ何のために強くなったの。」

慧「俺達が守れなかった時のためだ。」

泉「そんなことないと思いたいけどな。」

慧「そうだな。」

宥李「分かった。」

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