「楓は俺のものだから」

誰よりも綺麗で不敵な笑顔で言うあなた。

「楓が一番大切なんだ」

紅茶色の瞳を切なさで満たして、あなたは言う。

どこまでが本気で、どこまでが冗談?




『好き』とは言ってくれないあなたを。

私も『好き』とは認めない。

『好き』なんかじゃない。

この気持ちは恋なんかじゃない。




蜂谷 奏多(ハチヤ カナタ)二十四歳。

何処までも俺様な御曹司は、今日も私を華やかな魅力で翻弄する。



安堂 楓(アンドウ カエデ)二十ニ歳。

あなたが私に張り巡らせた包囲網に捕まったりしない。

婚姻届なんて絶対に書かない。

だから。

そんなに優しく触れないで。

抱き締めたりしないで。



……この胸の痛みは恋じゃない。

あなたに恋なんてしない。



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あたたかなレビューと感想を本当にありがとうございます!!

とても嬉しいです! 続編、番外編についてもリクエストをくださりありがとうございます! 書いてみたいとは考えているのですが、いつになるか言いきれず申し訳ありません……










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