和泉くんの考えてることはわからない。

◇ カッコよすぎる和泉くん




5月も終わる今日この頃。




「和泉くん、種目何にした?」

「サッカー……って、何勝手に後ろ振り向いてんの」

「サッカーかぁ〜!絶対応援行くね!」

「…聞いてないし」



大分和泉くんの前のこの席にも慣れて来て、私は今日も元気に和泉くんに話しかける。




今、うちのクラスでは来週の金曜日に行われる体育大会の種目決めをやっていた。




「和泉くんがサッカーなら私もサッカーにしようかな〜」

「は?」


ちなみに私はまだ、なんの競技に出るのか決まっていない。



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