見た目通りには行かない

友人高島





「なんで俺を呼ぶんだよ」

「いやー、もう俺だけじゃあお腹いっぱいでさ~
尊の話にはついていけない!
ごめんねー!」


ヘラヘラと謝られても……
それにしても、今日はなんでここ?



「なんで、いつもの所じゃないんだ?」

「あー、今日は麗ちゃんがね……」

「あぁ、」


なるほど


「来ないでとか言われてこの有り様か?」

「はは、まぁ、ご名答!」



それにしても……


ヘラヘラと笑っている男はサラサラと茶色い髪で某アイドルグループかのように甘い顔をのぞかせている

かたや、テーブルに肘を付きながらしかめっ面で酒を飲んでいる男は黒髪に端正な顔で男の色気を滲ませている

こんないい男が二人で居酒屋で飲んでたらさぞ、声が掛かっただろう



「何人に声掛けられた?」

「うーん、五人位かな?でも、」

「あぁ、一刀両断ってか?」

「まぁね、尊が一睨みして終わり~美人だったのに~」



川口さんに、ごめんなさいされてから3ヶ月が経った



その間に、たまたま寄った居酒屋でたまたま先にいた正木尊と正木光輝に会い、何故だかなつかれた


光輝は面白そうにからかっていた


だけど、俺自信が彼らに興味もあったからそのまま飲みに行く時には声がかかる位にまでなった




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