私のミステイク

友達の友達と、一緒に飲むことになった。

斜め前に座ったのが、日向(ヒナタ)さん

自己紹介しながら、こっちを見た。

その、キラキラした見た目と、中性的なお声に、瞬殺で、ヤラれしまった。

こんなにも自分の好み通りんなヒトが実在したんだ。

「...ねぇ、ユノちゃん」

頻繁に、話もふってくれて、優しくて、眼差しが、とっても素敵で 

完全に、日向さんの虜で。 

どうしよう。

日向さん、好きすぎる。

この、なんとも言えない、たまらない魅力。

でも、すぐに、あたしは地獄へ叩き落とされる。

その、たまらない魅力の理由がわかってしまった。

日向さんは、女のヒトだった。

先に知ってたら、惚れちゃわなかったのに。

何で、誰も、こんな危険なこと、教えてくれないんだよ。

...女のヒトだなんて。

わかっても、急に取り消せない。

やっぱり、とっても、どうしても かっこいい

...もう少しの間だけ、いいかな。

いいよね。

誰にも言わなければ。


おわり
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop