私のミステイク
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友達の友達と、一緒に飲むことになった。
斜め前に座ったのが、日向(ヒナタ)さん
自己紹介しながら、こっちを見た。
その、キラキラした見た目と、中性的なお声に、瞬殺で、ヤラれしまった。
こんなにも自分の好み通りんなヒトが実在したんだ。
「...ねぇ、ユノちゃん」
頻繁に、話もふってくれて、優しくて、眼差しが、とっても素敵で
完全に、日向さんの虜で。
どうしよう。
日向さん、好きすぎる。
この、なんとも言えない、たまらない魅力。
でも、すぐに、あたしは地獄へ叩き落とされる。
その、たまらない魅力の理由がわかってしまった。
日向さんは、女のヒトだった。
先に知ってたら、惚れちゃわなかったのに。
何で、誰も、こんな危険なこと、教えてくれないんだよ。
...女のヒトだなんて。
わかっても、急に取り消せない。
やっぱり、とっても、どうしても かっこいい
...もう少しの間だけ、いいかな。
いいよね。
誰にも言わなければ。
おわり