常に上手な上司の攻略法

葉山主任side

紅松さんの小さな手が背中に回ってきて



自分でも驚くくらいに心臓が暴れる。




きっと今、俺は耳まで赤くなっている…




そんな所を紅松さんに見られたら…




なんて考えて抱きしめる力を強くする。





それなのに、紅松さんは、そういえば…と言って俺の腕から抜け出す。




そして、俺に似ているという小さなペンギンのぬいぐるみを、



これでもか!



というくらいの笑顔で見せてくる。








紅松さん…








可愛すぎるよ…。





普通だったらキスするやつでしょ!



と、突っ込みたくなったが、



とにかく可愛すぎて何も言えなかった。





~葉山主任side終わり~


< 131 / 147 >

この作品をシェア

pagetop