社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
相良さんの表と裏の顔、私だけが知っている特別感。


末長く一緒に居たいから、今の関係を壊さない様に私が気をつけなくちゃ。


クールで物静かな印象だったけれど、大事な事はきちんと言葉で伝えてくれる、とても優しい人。


大好き。


頭の中は相良さんの事で埋めつくされている中、手早く残りの仕事を終わらせた。


帰りに明日、明後日と着る洋服を買いに出かけて、自宅アパートに着いたのは22時近くだった。


電車の中で考えた明日のプランを相良さんにメール送信して、お風呂に入る。


お風呂上がりにはまだ返信がなく、23時を過ぎた頃にメールが届いた。


明日は、私がいつも利用している駅に10時に迎えに来てくれる事になった。


丸々二日間、相良さんを独占出来る。


私服はどんな格好だろう?


楽しみにしながらベッドでゴロゴロ寝転がっていたら、いつの間にか眠りについていた───……
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