社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
条件8*部外者は完全阻止!
暑すぎた今年の夏、東京に引越ししてから初めて実家に帰らずに過ごした夏、好きな人と一緒に過ごした夏…、

私にとっては特別な夏が終わりを告げた。


お盆休みには副社長と秋葉さんの同僚の方々も交えてナイトプールに行ったり、バーベキューをしたり…と楽しい日々を過ごした。


秋葉さんも秋葉さんの同僚の女性も本当にスタイルが良くて、こじんまりとした私には耐え難かったが、秋葉さんが恥ずかしがって水着の上のUVカットの羽織ものを脱ごうとしなかったので、私も体型を隠す為に同じ様に着ていた。


最終的に秋葉さんは彼氏の副社長に上着を脱ぐように誘導されて脱いでいたけれども…。


相良さんなんてプールに行ったくせに、自分は入らずにパラソルの下で過ごしたり、プールの敷地内にあるレストランに行って涼んでいた。


「相良は何しに来たの?」と副社長に責められたが、自分のスタイルは崩すことなく、スマホを見たり、持参した本を読んでいたりした。


まぁ、相良さんがプールで一緒にはしゃぐ姿も想像は出来ないけれど…。


私は秋葉さんとも同僚の女性とも打ち明ける事が出来て、今度は女子会に誘われている。


お盆休みは皆で過ごす事が多く、相良さんともキス以上の進展はなく、どんなに遅くなっても送り届けてくれた。


レンタルした見たドラマの続きはまだ見る事が出来ず、9月に突入。


平日は週一で会えるか、会えないかだったけれども、土日のどちらかは外でデートしたりしていた。
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