俺の目の前で何かしでかす君へ

川嶋の呟き



仕事も充実しているが
毎日仕事以外のめんどくさい女どもの告白にうんざりしていた

周りの同期は
贅沢だと妬まれるが、俺は、もう懲り懲りだ、若い女と付き合うと『結婚』を持ち出され、迫られたら
俺でも嫌気がさした。そういう付き合いじゃあないだろ?と言いたくなるくらいだ

そんな時社長から呼び出された

「別れた妻から娘をよろしく頼む」と言われたとそこで、俺の虫除けとして教育してくれないかと資料を渡された

「教育より飼育したい・・・」
面接官として見ていた

他の志望者は当たり障りのない返答だったがこいつは「毎日テレビから見ている川嶋アナウンサーに憧れました」とか「優しい声を生で聞きたいとか」こっちが赤面してしまう事を平気で言ってきた


可愛いがってやろうではないかと
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