極上の愛をキミへ
切なさも全て、未来へ
それからチェックアウトの時間まで、ただ漠然と過ごした。

今までと変わらない、明日が始まる。

1週間の休みを貰ったのだから、明日からまた仕事を頑張らなければ・・・

だけど、全く気持ちが乗らない。

休みボケだろうか?

学生じゃないのだから、気持ちが乗らないからと言って、仕事を休むわけにはいかない。

ちゃんと、切り替えなければ・・・

ふと、 脳裏に朝比奈の顔が浮かび、此間のやり取りを思い出す。

会社に行けば、嫌でも顔を合わせることになる。

どうしたものか。

そんなことを思いながら、自分のマンションへ戻って来ると、部屋の前に1人の男が居た。

・・・怪しいでしょ?

あたしとあなたの関係性を知らない人が見たら、ストーカーだと誤解されても、何も言えないから・・・
< 235 / 285 >

この作品をシェア

pagetop