愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
これが世界の〝ShinonOme〟だ。

翌日、暖かい体温包まれて目が覚めた。


昨日ようやく服が全て完成したが、彼の言葉に現実を突きつけられて身体が震えた。






でも彼に抱きしめられて震えが止まった。



今もこうして抱き締めてくれている。

彼は、また自分が家族を思い出して震えていると勘違いしていたがそれでもいいと思った。


一晩抱きしめられて眠ったからか、その温もりに包まれて俄然やる気が出てきた。








そっとベッドから抜け出そうとすると、ぐっと身体を引き寄せられた。








「なんだ、起きたのか?随分と気持ちよさそうに眠ってたな。」

「お、おはようございます。お陰様でぐっすりと、、、。すみませんっ、、。狭かった、、ですよね、、?」


< 101 / 330 >

この作品をシェア

pagetop