忘れてしまった笑顔。
忘れられない笑顔。


自分が笑うことを許せない、紫苑。
自分が笑うことを許してもらえない、朱音。


別れから四年を経て再会した二人は、再び強く惹かれ合う。

けれど、お互いにお互いの笑顔を求め、お互いの傷に触れることを拒む。


変わってしまった二人。

愛しているのに近づけない。
愛しているから告げられない。

ジレンマを抱えながらも離れられない二人。


紫苑は朱音が笑わなくなった理由を求めて、彼女の過去を探る。
朱音は紫苑の心の闇の一端を垣間見て、救いになりたいと願う。

紫苑のために笑顔を取り戻しつつあった朱音の前に、彼女の笑顔を奪った男が現れる。

紫苑を守るために別れを告げる、朱音。

紫苑は朱音を守るために、自分の過去と向き合う覚悟をする。


ふたりならきっと許し合える……。

きみの笑顔の為なら、なんでもできる……。

だから……

ねぇ、笑って……?