イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした~愛の重さはヘビー級?!~
御曹司は策士?囲い込みは既にほぼ完了してる?
呆然から立ち直ったあと、何かないかと家の中を回ってみるも死角無しの完璧イケメン王子なので、家は綺麗にされてるし、出来ない時はハウスキーパーや実家のお手伝いさんが来て綺麗にしてくれるとか。

それも、ホントに手の回らない繁忙期のみだという。
この広い家を一人で維持管理とか。
どんだけなのか。
ハイスペックすぎやしませんか?

とりあえず、やることが何も無い。
暇すぎると泣けてくると。
私のスマホが着信を告げた

「ピリリリ、ピリリリ」

「はい、もしもし。お母さんなんの用?」
「あんた、なんの用もなにも、怪我したくせになんでこっちに連絡も入れないのよ!」

すっかりバタバタで忘れていた。

「怪我って言っても打ち身とか打撲だから。生命に関わるもんでもないし。入院も一晩様子見だっただけだから」
「それでも、本人じゃなくて彼氏が連絡してくるなんて。まぁ、その彼氏さんがお世話してくれてるんでしょ?いい人みたいで良かったわ!週末こっちに来る時はホントに気にせずいらっしゃいって伝えてね!それじゃ、お母さん忙しいから、またね!」
「ツーツーツー」

今なんて言った?
彼氏にお世話になってる?
週末実家に帰る?

私未だに彼氏の一人もいませんが?
実家じゃなくて週末は一人暮らしの部屋に戻る気満々ですけど?

どーなってるの??
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