それを見た瞬間、一気に頭の中が真っ白になる。

認めたくない現実を突きつけられて、反論の言葉も出てこなかった。

そんな現状に耐えきれなくなって、逃げるように勢いよくベットから抜け出す。


それでも、足に力が入らなくてベッドから下りた瞬間その場に勢いよく倒れこんだ。

それと同時に、着ていたワンピースの裾が捲れあがって下着が丸見えになった。

ギャーッと思いながら慌てて態勢を整えて下着を隠すが、朝比奈さんは表情一つ変えずに私をベットの上から見下ろした。


「何、朝から誘ってんの」


そして、本気なのか冗談なのか分からないけど、そんな爆弾発言を落とした。

その言葉に、一気に顔に熱が集中して茹でダコのようになる。

それを隠すように、慌てて転がるように部屋を飛び出した。


嘘、嘘、嘘嘘嘘嘘ーっ!

本当に、私あの人とヤッちゃったの!?

でもでも、あのキスマーク、あんな所自分じゃ作れないし、間違いなく誰かにつけられたんだよね!?

誰かって、私かぁ!!


パニックになって卒倒しそうな頭のまま、転がり落ちるように階段を下りる。

それでも、食堂まで駆け込んだと同時に、お酒の匂いが漂ってきて反射的に足を止めた。