ストーリーの起点となるSF要素の取り入れに全く違和感を持たせない世界観が凄いです。
ファンタジーが苦手な人でも抵抗なく読める素晴らしい作品でした。
※以下はネタバレとなります。
音に包まれる紗雪の世界に、最後は色が見えた気がします。彼女ほどの苦悩ではありませんが、自分も雑音に包まれる世界の中で生きているので、レイアントの存在を少し羨ましく感じながら読ませていただきました。
この作品のタイトルを見た瞬間に感じた作者様のセンスは、蓋を開けてみて納得のものでした。
素敵な作品に出会えた事を感謝いたします。
唐突なレビュー失礼いたしました。