「俺、君のこと…」この続きが言えたなら

過去のお話 直也side

【晴矢side】




1人で帰る途中考えてた。




晴矢と、白は不思議だ。

晴矢は白の事を謎めいてるとか、考えているだろうが、俺から見ると晴矢の方が謎だ。


本当は、
晴矢と話しかけるまで、俺は晴矢の事なんて興味も湧かなかった。それには理由があった。

中学から離れてこの高校に来た。


今は実家を離れて1人暮らし。

晴矢も同じらしい。

俺は中学の頃ひどいイジメにあった。
それが原因でこの遠い高校まで来たのだ。


入学当時の俺は晴矢の事なんて興味がないのも当たり前。

だって俺は



人と関わらないつもりだったから。



中学の頃がトラウマで、
もう、嫌だった。




だから、おとなしく生きよう。

そう決めて一年目は、ずっとおとなしくしていた。



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