ぶさいくな旦那様
美人の姫様




小さい頃から一緒にいたマリさん。


昔から美人で、最近は大人っぽくなってより美人になった。


一方僕はお世辞にも美形とは言えなくて、彼女みたいに積極的でもなかったから、マリさん以外に友達はいなかった。



積極的で、美人で、冷静で。


そんなマリさんが一度だけ涙を流したことがあった。


僕はマリさんを守りたくて、頭を撫でて、落ち着くまでずっと一緒にいた。


マリさんの涙はとても美しかったけど、やっぱり笑顔の方が好きだから。



いつからか、親同士の仲が良かったから、同年代でマリさんしか友達がいない僕の結婚相手はマリさんになるんじゃないか、と思うようになった。


僕はその時心に決めた。


もしそうなった時、マリさんの意見を尊重しよう。って。



マリさんの17歳の誕生日の日。


ついにその時が来てしまった。



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