永遠の愛を(番外編も完結)
時間
あの日から約1ヶ月の間、私は仕事に忙殺される日々を送っていた。

職場と家を往復するだけの日々。

労力を全て仕事に注ぎ込んでいた私にプライベートの時間はほとんど無く、その間、一度だけ来た “ あの人 ” からの誘いも仕事を理由に断った。

断ったのは、それが初めてだった。

私たちの関係には名前も、温度もない。

例えば、この小さな端末から相手の名前を “削除する ” だけで終わりにできてしまうような。

始まりが何も無かったように、終わりにも言葉は必要ないのかもしれない。

だけど、それでは何も変われない気がした。

私は自分の意思で変わりたいと思ったから。
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