クールな部長は溺甘旦那様!?
第五章 二人三脚の始まり
そして翌週。

ブリーフィングで内勤から外回りの営業と剣持部長の補佐へ、私の業務形態が変わったことを剣持部長の口から営業部の皆に告げられた。

「莉奈! よかったね! 待ってたよ~、また一緒に頑張ろう!」
ブリーフィングが終わると、一番に亜美がにこにこしながらやってきて、ポンと私の肩を軽く叩いた。

「ありがとう、頑張るね」

部署のみんながどんな顔をするか少し不安だったけれど、ここは名誉挽回のチャンスだ。今より断然忙しくなるけれど、とにかく頑張るしかない。
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