好きだと言ってきたのは確かにその男からで、嫌いだと言い続けたのは私だった。



飽きもせずに、私好みのお土産を持って

私が唯一好きだと言ったその顔で

なにもなかったかのように帰ってくると



不満を口にしようとする私の

文字通り口をふさいで誤魔化そうとする。





20180305