副社長の一目惚れフィアンセ
10.間違っていた記憶


"ねえ直斗。


私には不思議な力があるって言ったら信じる?


たったひとつだけの、何の役にも立たない力なの。


誰も喜ばない力なの。


誰も気づかないまま消えていく。


私自身にしかわからない。


そんな魔法なの…"




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