溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
第三章 結婚生活
すぐに、結婚式はやってきた。
そりゃそうだ、結婚を提案されて次の週末が結婚式なんだから。

「ねえ。
やっぱりやめた方がいいんじゃないの?
お父さんだってそう言ってるし」

トイレに立った私についてきて、心配してる、そんな顔を作って話しかけてくる母に、はぁーっと心の中で重いため息をついた。

……お父さんだってじゃなくて、お父さんがそう言ってるから、だよね。

母が父の意見をさも自分の意見のように言うのは昔からだ。
母は父の言いなりで、逆らわない。
でもそれは仕方ないと思う。
私も似たようなものだから。


日曜、帰ってきてから母に結婚したこと、それに式は週末だが出席できるか電話をかけると、話している途中で突然、父が出た。
きっと、母から携帯を奪ったのだろう。

『親に断りもなく、勝手に結婚するとはどういうことだ!』
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