暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】



「私は大丈夫です。確か客室の掃除が足らないと聞いたのでそちらに向かいますね」


陛下の話をしても悲しいだけ。


私は客室掃除の仕事に向かった。

















「え、ここ……?」


客室の掃除だとは聞いていたがまさかこの部屋だとは思っていなかった。


この部屋は前に私が使っていた客室部屋で、


「では、私は隣の部屋の掃除をするので、アニーナさんはこちらをお願い致しますね」


どうやら半年に一度客室の大掃除をするのだそうだ。



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