それでも、君のことが
プロローグ








あ、また一人だ。





そう思いながら椅子に座った。





あと3分程で授業を知らせる鐘が鳴る。





その3分の間、私は一人でいる。





高校の入学式から約1年が経ち、三学期のある日。





突然、私の居場所は消えた。







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