情熱的に愛して
第7章 本当の
その週の週末、お母さんが我が家にやってきた。

「どうしたの?突然。」

「いいえ、どうしてるかなぁって思ってね。」

お母さんは、実家から食べ物を持って来てくれた。

「ありがとう、お母さん。」

「どういたしまして。」


その時、遅れて起きてきた門馬が、お母さんに気づいた。

「えっ?お母さん?」

「あら、雪人さん。おはよう。突然、ごめんなさいね。」

パジャマ姿の門馬は、急いで部屋に戻って行った。

「もうお母さん。来る時は来るって、連絡よこしてよ。もう、一人で住んでる訳じゃないんだから。」

「あはっ。そうね。」

お母さんは、のん気に笑って見せた。

最近私は、人の笑顔に癒されている。
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