総一朗さんのお父さんに奇襲攻撃を仕掛けた日から四ヶ月。街はイルミネーションで綺羅びやかに飾り付けられ、子どもたちはサンタさんからのプレゼントを心待ちにするクリスマスイブを迎えていた。

私と総一朗さんは今、宝石箱のような煌めく夜景が見渡せるホテルの最上階にいる。

夕刻から夜景へと移り変わる景色を楽しみながら、これから始まるナイトウェディングに心を弾ませていた。

「和花、そのドレスにして良かったな。似合っている、綺麗だ」

「そう、ですか。ありがとうございます。総一朗さんも、素敵ですよ」

褒められるのは、やっぱり慣れない。

照れながら総一朗さんを褒めると、ふたりで顔を見合わせて笑い合う。

「そろそろ時間だな」

「はい、楽しみですね」

総一朗さんが差し出した手に自分の手を重ねると、洋匡さん紗子さんが待つ部屋へと向かった。