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先輩は不透明な絵の具を好む。


水に溶けずに、筆を置いた瞬間から

乾いていくブルーをまるで魔法のように描く



そんな先輩は好む絵の具とは反対に

透明で水に弱く、触れた瞬間から

壊れてしまいそうなぐらい繊細な人だった



美術室の扉を開けたあの日から――。



私の心のキャンバスには


永遠に色褪せない、なぎさ先輩がいました。



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2018・8月16日/完結



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