朱莉さんの不可解な一週間

日曜日 16:25

――畜生。


頼まれた資料は、ここぞとばかりに重い物ばかりだった。


絶対に一葉相手になら頼みそうにない重量の資料は、次の資料を探す為に本屋の中を持って歩くのも嫌になるくらいで、元々以上にやさぐれた気分で医学書の棚に向かった。


お風呂に入ったお陰で二日酔いは随分楽になったけど、気分が晴れるって事はない。


むしろ頭がはっきりしてきた所為で余計に色々考えちゃって、気分は最悪。


それにプラスしての資料の重量だから、本当に気分は最悪で最低だった。
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