朱莉さんの不可解な一週間

エピローグ

先生が予約したホテルは乙女チック。


あたしには似合わない内装。


花柄の壁に、レースのカーテン。


天蓋があるベッドには肌触りのいいシーツ。


そのシーツに仰向けになる、お風呂上がりのあたしの髪を、これまたお風呂上がりの先生が優しく撫でながらキスを繰り返す。


この間の時とは全然違うその感じに、


「今日は手、押さえないの?」
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