朱莉さんの不可解な一週間

3日前

「手料理食わせなさいよ、くるみ」

「は!?」

「多少は料理出来るんでしょうが。手料理食わせなさいよ」

「はあ!?」

「毎日毎日コンビニ弁当で飽きてんだってば。だから手料理食わせなさいよ。多少不味くても我慢してやるから」

「はああん!?」

仕事終わりのくるみを捕まえたのは1時間前。


会社のソファで寝るのもそろそろ体が限界のあたしがゲットした今日の宿はくるみの部屋。


しかも。


「じゃあ、わたしが作ろうか?」
< 243 / 324 >

この作品をシェア

pagetop