朱莉さんの不可解な一週間

エピローグ

先生の寝室は、先生の匂いがした。


ダブルのベッドは当たり前に会社のソファよりも寝心地がいい。


そして何より心地好いと思うのは、先生の体温を間近で感じられるからで、これから毎日こんなに心地好く眠りに()けるのかと思うと思わず顔が(ほころ)ぶ。


隣に寝転ぶ先生の、左腕はあたしの頭の下。


寄せるように置かれたその左腕が気持ちよく、


「一緒に住むという事で、何か決めておきたい事はありますか?」

耳元近くで囁かれる声も気持ちいい。
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