「変わりはないか?」
和也がホテル棟に戻ると、すぐに目の前に現れた、秘書の神田智樹に声をかける。

「はい、専務問題ありません」
少しだけ笑みを漏らしている様な、智樹をじろりと和也は睨みつけた。

「ここでは専務はやめろ」

和也の言葉に、智樹は小さく肩をすくめただけだった。

「支配人、いつまでこんな現場でやるつもりですか?」
少し呆れたように言った智樹に、和也は小さくため息をつくとホテルの一室の自分の仕事部屋へと足を踏み入れた。

ベッドはなく、応接セットと大きな執務机があるその部屋に戻るとすぐにパソコンを起動させる。

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