イジメ返し3
「そろそろ限界だろ?俺が楽にしてやるよ」

「あ、ありがとうございます!」

助かったとでもいうように森田が目を輝かせた瞬間、俺は足を振り上げて森田の腹を思いっきり蹴飛ばした。

「うわぁ!!!」

受け身を取れずに倒れた森田は教室の床の上に尻もちをついた。

と、その瞬間「あっ」と森田の口からくぐもった声が漏れた。

尻もちをついた森田の尻付近にじわっと何かの液体が広がっていく。

「おいおいおい、マジかよお前~!今時しょんべん漏らすとか小学生でもねぇーぞ?」

森田の顔から血の気が引いていく。
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