「今、スッピンだよね?俺、スッピンのが好きかも。」
……“年下眼鏡男子”は、結構手強い。
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イベント企画会社で働く木元真理子は仕事は出来ても社内での人付き合いが下手な不器用女子。
同僚で、大人の関係を続けていた真田亨に出世も先を越されて、関係も終わりになって落ち込んでいた所に現れたのは、他の課から異動をして来た年下の黒縁眼鏡男子、渋谷恭介だった。
確かに前評判通りに仕事はできるが、いかんせん軽い。事あるごとに強引に口説こうとする彼を振り切れず、戸惑う真理子。
だけど、真面目に仕事をこなし、何かと自分を気にかけてくれる渋谷を少しずつ認める様になって…
そんなある日、起こった出来事。
『ねえ、俺の事好きなんでしょ?』
やっぱりこんなヤツ、あり得ない!