記憶がどうであれ
後書き

後書き

 予定と違い長期間の連載になってしまいましたが、無事完結いたしました。
 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 結末を決めずに、
○記憶喪失になった旦那さんが自分を好きではない。○ビデオの録画の件。
を入れた内容にしようとだけ決めて書き始めました。

 最初から旦那さんとの復縁は頭にありませんでした。

 最終的に誰と結ばれるか、または一人で楽しく生きるかを考え始め。 恋愛小説なのだから、最終的にはやはり王道のハピエンが良いだろうと…
誰かと結ばれる結末を選びました。


 そしてその相手なのですが…

1.
同級生の初カレは、旦那さんと出会う前に付き合っていた人なので、最初に結婚した相手より初カレが好きというのはヒロインの思考とは違ってくる…と考えました。
初カレを選ぶと、旦那さんが記憶喪失にならなければ結婚生活を続けていたはずなのに、再会してみたら初カレの方が好きと解ったなんて事もあり得た訳です。
浮気はしないという強い思いを否定する内容になってしまう気がして…
個人的には「初めて同士」の恋愛が大好きなので、初カレルート嫌いではなかったのですが(笑)

2.
ヒロインを復讐の道具にしようとした彼は、元奥さんへ未練たらたらでダメだわ~と途中まで「無いわ~」と思っていたのですが、ヒロインが一番好きになった人という設定を大切にしたいと思いました。

3.
店長…候補に挙げる前に結婚させてしまったので、不倫はしないヒロインとはご縁がありませんでした(笑)

4.
元旦那。 最初から候補外なのですが、何度もヒロインの周りをチョロチョロさせたり、好みではない人と再婚するのだろうという終わり方にしたり…意地悪をしてしまいました。
人生思い通りにはいかないものですから…

 と、いう事で「2」の彼を選んだわけです。
 皆さまこの人が良かったという気持ちがあるのかもしれませんが、私は「2」を選びました(笑)


 ヒロインと両親との和解についても考えましたが、母親の浮気を許せる娘は少ないと思うのです。もちろん父親でも同じです。
 自分が同じ過ちを犯す時が来たら母親の気持ちを理解できるのかもしれません。ですが、この作品ではヒロインに不倫はさせないので最後まで和解とはなりませんでした。
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