時を超えた王女と戦国武将達 後編
第15章
身体が暑い。
信長様に口付けられた所が甘く疼いている。

また今日もそれぞれの信念のもと戦いに出る準備をしている。

今日は今までにない戦いの構成だ。

時間を巻き戻して軍議をしてる頃。

「今回は戦狂いとまで言われている謙信が1度しか前線へ出ていません。
今日は前線に出てくると思われます。」

「信玄と幸村も出てくるでしょう。」

「それに謙信に仕える刀使いもまだ姿を現してません。」

光秀さん、家康、秀吉さんが予想と状況を信長様に伝えた。

「今回は特例だが、総当たり戦にする。
全員前線へ並べ。」

「後方の方はどうされるんですか?」

私が気になって聞いてしまうと...。

「貴様を守る者がいなくなる。俺とともに来い。
皆の者!びびは全力で守れ。
政宗は幸村、光秀・秀吉で信玄、家康は刀使い、三成は食糧を確保しながら家康の援護だ。」

「上手く誘導しひとつの場所へ集めろ。
そこで総当たり戦とする。」

てことは、信長様が謙信となんだ。
私はせめて皆の迷惑にならないようにしよう。

「わかりました。皆さんよろしくお願いします!
どうかお怪我に気をつけて。」

すると、武将達は全員赤く頬を染めたのは気づかなかった。
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