7章 夢のような生活


夢を見ていた。

ふわっと体が浮かぶ。

いい香りが私の体を包んでいる。

あまりにも心地よくて、このままずっと浮かんでいたい。

ふわふわの羽毛のような雲が幾重にも重なって私の目の前を浮かんでいて、その雲の上にまるで布団の上に寝かされるように乗せられる。

疲れた体が優しく暖かくその雲に癒されていく。

張り詰めていた力がどんどん抜けていくようだった。

このまま、ずっとここで寝ていたい。

このまま・・・


うっすらとオレンジの光が目の前に現れ、私は少しずつ目を開けていく。

遠くで鳥のさえずりが聞こえた。

真っ白な壁が見える。

その向こうにダークブラウンの扉。

ここは、部屋?!

さっきまで心地よく感じていたのは、羽毛布団!?

私は一気に夢から覚めて大きく目を見開いた。

慌てて起き上がると、自分が真っ白い清潔感のある広い部屋に置かれたベッドで寝かされていることに気付く。

部屋の見渡すと、白い部屋の中には家具が品よく置かれている。

どれもアンティーク調の雰囲気のある高級品らしきものばかり。

素人目で見ても高級品であることは一目瞭然だった。

ここは一体どこ?

私は、どうしてここにいるの?

目が覚めたばかりで、自分がどういう状況にあるか全く理解できなかった。

その時、正面にあるドアがゆっくりと開いた。

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